震災後丸6年が経ちました。医療と福祉・保育の現場は、人材不足が深刻で慢性的疲労の蓄積があります。子育て家庭や高齢者で体調不良が目立ちます。震災の混乱を体験し教訓を得た私達は、いわき市消防本部の研修と認定を受けて、DMATサポーターチーム(メンバー10名)を結成。
救急車の適正利用を推進して、福祉タクシー会社(あんしん虎SUN)と連携し、病院対応が困難なケース(重度の障害者や転院患者搬送など)で寄り添います。これからも専門性の強化を心がけ勉強会の開催、心のケア・心の復興の継続、地域に学び合いの場と機会を提供していきます。
2月1日、勿来公民館で、認知症予防教室いきいき歩こう会の皆さんのうち9名が高齢者に問題になっている低栄養について、認知症についての講義を2時間受けました。2月4日保育士資格取得の勉強会を10名が受講しました。高齢者から赤ちゃんまで、必要な学びの場と機会を提供しています。今後もいわきの将来を守る子どもたちの笑顔と幸せな育ちを支援していきます。
勉強会では、いわき短大の先生が最新の内容と重要事項をご講義いただきまして、受講者一同感動しました。短大に行かなくても学べる幸せと社会貢献に活かす志しを改めて感じました。
毎年恒例のクリスマス交流会。今年は紅白のバックバンド経験者の藤田圭さんのサックス演奏でオープニングでした!プロの音色に会場がうっとりでした。今年はサポート活動が多忙極まり、交流会チラシは当日の完成ですみませんでした。広報活動ができませんでしたが、総勢71名の参加者と関係者で楽しく開催することができました。毎年やっているからチラシがなくても参加しましたのお声に感激でした。これからも皆さんに笑顔と安心を届ける活動をしてまいります。
支援拠点でお預かりする子ども達から「一番したいのは工作!色々作りたい!」と要望があり、6月は、ゆらゆらかたつむりを作りました。高齢者からも「モノづくりの機会」があると気持ちが前向きになれるとの声があり、ランタンづくりや縫い物を薦めています。スタッフが縫った布魚なども人気。除染作業が急ピッチで行われて数値が下がって、少しずつ心も復興しています。
南東北「いわき」の梅雨入り直前に支援拠点前の花壇を整備しました。週3回夕方に草むしりをしてたところ、地域の方から「この花壇は生きる張り合いや楽しみになるから頑張ってほしい」「ここが楽しみで外出できるようになった」と肥料の寄付とお手伝いをいただきました。ありがとうございました。今年も真夏にも強いピンク・赤・白のベコニアを植えました。
支援拠点は8月で丸3年です。草むしりや花壇の手入れをしていると近所の方々から声をいただきます。「地域が明るくなった」」「この花壇のお蔭で元気が出て散歩や外出、体が動くようになった」「子育て支援は今後とても重要なので心から応援している。ずっと頑張ってほしい。」「大変な活動に感謝する。」「あなたたちの苦労は、誰かの幸せです!」など有難く感激です。
いわきの心の復興を願い「ビーオリーブ」さんと共催し、定期的にランタンプロジェクトを実施しています。今回からは、支援を受けるだけでなく熊本の方々のために、災害経験者として心をこめてエールを伝える企画もスタート。8月まで予約をした方とランタン作りをしていきます。
震災でのご苦労の中、幸せを手にした方が感謝の気持ちを贈る場合の制作も歓迎いたします。
青空が多く日照時間の長いいわき市には、サンシャインロードという名の国道6号線バイパスが縦断しています。震災後に復興プロジェクトとして複数のNPO法人さんが寄付を募って桜の苗木を植樹してくださいました。苗木にはオーナー名と出身地の札がついていて芽を出すだけの苗がほとんどですが、今年いくつかの桜の花が咲き始め、みなさんの気持ちが改めて伝わります。
震災・福島原発事故から丸5年の春。除染作業員の方々のお蔭で毎年少しずつ放射線量が減ってきています。福島第一原子力発電所と第二原子力発電所のちょうど真ん中に位置する「夜ノ森」という地区は、桜並木が美しくて有名です。一般の観光では行きませんが、帰還困難者が自宅の整理に帰宅した際の写真を投稿してくれました。桜が見事に咲いているので心が癒されます。